柴犬日記・其の二

はじめまして〜わたくし柴犬のカンちゃんといいます。
カンちゃんと言っても女の子ですからくれぐれも間違わないで下
さい。
2003年10月25日蠍座生まれの女の子です。
はじめて今の家族に会ったとき幼いながらもこの人達だ!!
 とかけ寄ったことで今の家一緒に住むことになりました。

これからのストーリーは私が札幌の手稲にやって来たところか
ら始まります。
皆様時間の許す限り、ゆっくりとご観賞ください。
はじまり・・・はじまり・・・・・・

2006年12月29日



今年もあと、僅かということで、なんだか気忙しい。。。

 大掃除やら、買い物やら、更に年末という事で、
 人の出入りも激しい・・・。

 当然カンチへのお世話も、おおざっぱになりがちである。

 散歩も短縮、手作りご飯も、チャチャっと作って、ドンと置く。
 そのせわしない置き方に、カンチはムタっとくるらしく、
 お腹空いてるくせに、すぐには食べない。。。
 寝る直前になって、「食べてやるよ」という、なげやりな態度で、
 のらリ、くらり、ご飯に近づくカンチ。
 しかし、そこから一気に完食する。
 その食いっぷりが、あまりにガツガツしてるので、
 空腹だったのが、一目でわかる。
 強情カンチめ。。。

 そして、更に、年末は、スペシャル番組や映画も多く、
 ついテレビに関心がいってしまう我々に対し、
 やはり、おもしろくないカンチ。

 最近は、我々がテレビを見出すと、
 「あたい、お暇いただきますわ・・・」ってな感じで、
 さっさと二階に駆け上がり、上がり口で、
 じと〜っと暗い目をして、階下を見下ろしてる。

 柴犬はクールで、一匹狼・・・などという雑誌の解説は、
 カンチにはあてはまらないらしい。

 その後、わざとらしい程に、機嫌をとってやると、
 あっという間に、満足気ないつもの顔に戻るカンチ。

 大丈夫だよ、カンチ。
 今、ちょっと忙しいだけで、お正月はゆっくりしようね。
 あ、カン子!ビッグ情報!
 明後日の大晦日に、
 シャンプーの予約入れといたからね。

 犬人生、二度目のショップでのシャンプー。
 プロの手で、今年の垢を落とし、磨いてもらいたまえ。。。
 これ、家族みんなからのお年玉。。。
 え?ありがた迷惑だって?
 まぁ、そう言わずに。。。

 え?我が家でシャンプーするの面倒だからでしょ?って??
 いや、まぁ、そう言わずに。。。。
 へへへ。。。。

 写真は、洗濯物をたたむ母を邪魔するカンチ。
 下は、ふて寝してるところへ、名を呼ばれ、振り向くも、
 肉がじゃまして、顔半分がつぶれてるカンチ。

2006年12月27日



昨日今日と、カンチにとっては、水に呪われた一日だった。

 昨日、我が家の近所の空家で、
 水道管が破裂し、割れた窓ガラスから、
 水が、ゴウゴウ流れ出していた。
 家の周りは、ちょっとした池ができる程だった。

 散歩の途中、その場景に出くわした私達。
 通報で駆けつけた警察官や、ご近所の人が、
 集まってるのを目にし、
 カンチも足を止め、興味津々・・・・。。。

 そこへ、お友達犬、ポメラニアンのチャコちゃんもやって来た。
 カンチはこのチャコちゃんが大好き。
 コロンと丸くて、フワフワの毛が、
 何ともカンチの好みらしい・・・。
 このチャコちゃん、老犬ながら、できた犬で、
 カンチの傍若無人な振る舞いにも、
 一度も怒ったことはない。
 ただ、カンチを見ると、隠れるけど。。。。

 いつもの様に、カンチは、このチャコちゃんに、
 しつこくまとわりつき、
 前足でチャコちゃんの背中を押さえながら、
 「お尻の匂い嗅がして」「耳の匂いも嗅がして・・・」
 終いには、「口の中の匂いも嗅がして・・・」・・・と、
 長い鼻を、チャコちゃんの口の中に、
 グリグリ押し込んでいった。

 その時、あの温厚なチャコちゃんの口が、
 ワナワナと震えだし、
 小さな前足を振り上げ、ギャギャギャギャ〜ン!!!泣くと、
 カンチに体当たりしてきた。
 堪忍袋の緒が切れたチャコちゃんは、
 「いいかげんにしなさいよ!このバカ柴がぁぁ〜!!!」
 と叫んだに違いない。

 カンチは、初めて切れたチャコちゃんに、
 唖然としたのか、後ろにゴロゴロゴロと転がっていき、
 池のような水溜りに、チャポンと
 下半身浸かってしまった・・・・。
 何よりも、水の嫌いなカンチ。
 天罰だ!!!チャコちゃんに謝れ!!!
 ・・・・ていうか、飼い主のお前から先に謝れ!・・・って話か。。。。

 そして、今日の大雨だ。
 既に散歩を嫌がるカンチ。
 引きずる私。。。
 スケートリンクのような氷の上に、雨が降りしきり、
 最悪のコンディションだ。
 カンチは、出すものを出すと、
 「あたいはもう、一歩も歩かないからね!」、
 と言わんばかりに、その場に座り込んだ。
 いくらリードを引っ張っても、石のように動かないカンチ。
 あまりの頑固さに、感心するほどだ。

 しかし、このような我儘を許してはならぬ!決して!!!と、
 私も意地になって、リードを引っ張る!
 ところが、この最悪の地面に足をとられ、踏ん張りがきかない。
 この場合、獣の方が有利にはたらくらしい。

 仕方なく、私は、バカ犬カンチを、
 足元に気をつけながら、恐る恐る抱っこし、
 家までヨロヨロ帰った。。。

 その姿は、まるで、老犬と老婆のようであったろう。。。。
 次は負けないからね!カンチ!!!

 写真は、水浸しの空家の前で、野次馬するカンチ。
 (チャコちゃんも写ってる)
 下は、お返しに、カンチの前で、
 プリンを食べる私。

2006年12月25日



自慢じゃないけど、カンチはよく拾い食いする。

 しかも、拾い食いの中身が問題だ。
 食べれるものとは、限らない。
 ・・・・ていうか、既に拾い食いすること自体が、
 問題なんだけど。。。。。

 過去の拾い食いの中には、
 ミミズなんてのもあり、
 この時、一緒に散歩していたのは父で、
 しっかりと言い聞かせて、叱ったそうだ。
 「カンチ、これはナマモノだからね。
 お腹壊すからね。食べてはいけないよ」と。
 ・・・・・なるほどね。
 ・・・・・しかし、こんな躾でいいんだろうか?

 その他にも、雪の山を、30センチ以上、
 一心不乱で、掘り続けるカンチを見て、
 一体どんなお宝が出てくるのか!!!と、
 こっちの方も、わくわくしていたら、
 ケンタッキーの骨だったり・・・・。。。

 先日は、散歩中、リードを少し長くしたまま、
 カンチの少し前を、メールをしながら、
 ボーっと歩いていたら、
 見知らぬ女性に、
 「ちょっと、ちょっと、お宅のワンコちゃん、
 何か食べてますよ!」と言われた。
 あわてて、後ろを振り向くと、
 ごみステーションの前で、何羽かのカラスに交じり、
 カンチが生ゴミをあさっていた。

 まるで井戸端会議を楽しむおばちゃん達のごとく、
 黒光りしたカラスと共に、嬉々として、
 仲むつまじく、ゴミあさりをするカンチ。。。。

 ギャァァァァ〜・・・・カンチ!!!!と叫んだところ、
 クルリと振り返ったカンチの口から、
 何と表現すればいいのか・・・、
 にっちゃり・トロリとした得体のしれないシロモノが、
 だらりとぶら下がっていた。。。。

 ・・・・当然、カンチは、私にぶったたかれた。。。。

 しかし、良く考えると、この飼い主にして、この犬あり。。。で、
 躾を怠った私達家族の責任だろう。

 今日で、三歳と二ヶ月のカンチ。
 人間で言えば、高校生くらいかな。
 ちょうど多感なお年頃ね・・・・。
 まだ親のいう事、素直に聞いてくれるだろうか???
 「るっせんだよ〜!くそババァ!!!」とか言われたらどうしよう。。。

 写真は、小枝を拾って、自慢げな顔のカンチ。
 この程度のものを拾う分には、とても微笑ましい。
 大好きなサラサラ雪のお散歩に、笑顔のカンチ!

2006年12月23日




よく雑誌で、柴犬はクール、
 ベタベタされるのを嫌うとか書いてある。

 でも・・・・うちのカンチは、
 人に甘えるのも、触られるのも、大歓迎・・・・。
 ついでに・・・あの顔で、抱っこされるのも大好き。。。

 確かに度を越して、しつこくされるのは嫌みたいだけど・・・。

 その点、うちの父は、しつこくない程度に、
 かまうので、カンチ的には、
 かなり高ポイントらしい。

 次に、母・・・・。
 相当しつこい。。。。
 しかも、赤ちゃん抱っこと称し、
 必ず、仰向けにひっくり返して、
 抱っこする。。。。
 カンチは、この赤ちゃん抱っこが、
 腹立たしいらしい。。。。
 だって、もう三歳、お姉ちゃんだもんね。。。
 当然、ポイントは低い。。。

 次に、私・・・・。
 更に輪をかけて、しつっこい!!!
 しかし、当然、抵抗は許されない・・・・。
 しまいには、カンチにため息をつかれる。。。。

 でもまぁ、小さい頃から、しつこくかまってたせいか、
 最近の子供に欠けてる、
 忍耐っちゅうもんが備わった気もする!!!
 ・・・・って、いいのかな?こんな教育で・・・。。。。

 しかし、反面・・・・まれに家族が、
 それぞれ新聞や、テレビなどに夢中になり、
 カンチから関心が薄れたりすると、
 相当寂しく感じるらしく、気が付くと、
 カーテンの後ろなどに隠れ、
 暗〜い目をしてうずくまっていたりする。。。

 要するに、「やめて、やめて!もぅ、しつこいんだからぁ!!!」
 なんて、嫌がっている時が、カンチ的には、
 幸福の一瞬の一つだったりするんじゃないのかな・・・なんて
 思ったりする。

 我が家の愛情表現の一つに、しつこい!!!って事が、
 カンチには、体感として、わかっているんだろう・・・・
 とも思う。

 写真は、父に撫でられ、満足げなカンチ。
 その下は、母に赤ちゃん抱っこされ、
 しかも、手をとって、ヨイヨイヨイ!などと、
 訳のわからない掛け声をかけられ、
 苦悶の表情のカンチ。

 もう一つ。。。
 今日は、クリスマスイヴ・イヴという事で、
 急遽、クリスマスらしいショットを、と思ったんだけど、
 何ら、思いつかず、
 とりあえず、近くにあったケーキのリボンを、
 ガムテープで、カンチにくっつけてみました。
 当然、大抵抗にあいましたが、我が家では許されません!!!

 羽交い絞めにして、なんとか撮りました。
 すまないね、カンチ。
 今年もあと僅かだ、最後まで気を抜かずに、
 頑張れ!!!

 とりあえず、皆さん!
 メリ〜・クリスマス!!!

2006年12月21日



昨晩、兄が再び出張で帰省した。

 当然、カンチは狂喜乱舞・・・・・。
 兄は、ガムでできたお菓子入りブーツを、
 クリスマスプレゼントだと言って、カンチに持ってきた。
 お兄ちゃん、サンタさんみたい・・・(体型が・・・)

 兄の食事の間も、トイレに行く姿にも、
 うっとりと兄だけを見つめ続けるカンチ。。。。

 夢のような一夜?を過ごし、
 朝一番に、いつものように、父と散歩に行ったカンチ。

 すると、途中で、隣の叔母に会い、
 「カンちゃん、お兄ちゃん来てるんだって?」と、
 叔母が言った瞬間、カンチは、ハッとした顔をし、
 ギャイ〜ン・・・と泣いて、一目散で家に引き帰ったそうだ。
 まだ、カンチの朝のお仕事、○ンチもしてなかったのに・・・。

 おそらく、一晩眠ったら、兄が帰省している事を、
 うっかり、忘れてしまっていたのだろう。

 玄関に飛び込んでくるなり、
 ギャイ〜ン、キャァァァ〜ン・・・・と、家族を呼ぶカンチ。
 いつになく、鼻息が荒い。。。
 早く足を拭きに出て来い!!!!と怒っているらしい。
 はい・・・カンチお嬢様。。。
 私達家族は、兄が帰省すると、
 使用人へと格下げになるらしい・・・。

 カンチ、お兄ちゃん、お正月は来られないんだって。
 だから、目一杯甘えておきたまえ。。。。

 写真は、兄に抱かれ、幸福そうな顔のカンチ。
 下の写真は・・・・とうとう、兄とベット・イン!!!
 兄がベットに横になると、カンチは一目散にもぐりこんでいった。
 この頃の女子は、人も犬も積極的らしい。。。。
 すぐに、私に引き離されたが・・・・。

 はしたないよ、カンチ!!!!
 まだ3歳のくせに・・・・早い、早い。。。。

2006年12月19日



昨日、今日と寒い日が続いている。
 この頃カンチは、あえて昼間は外に出しているので、
 相当こたえているかもしれない。

 私が仕事から帰ってくると、
 カンチは目を細め、
 「肉球が冷えて冷えて、足が降ろせないないんですぅ・・・」
 と言わんばかりに、片足を上げ、プルプルと震えてみせる。

 私のような素人目にも、その姿はかなり、
 芝居臭いとわかる。
 しかし、これ以上ないというくらい、貧乏臭い顔をするので、
 暖かな毛布を買ってあげることにした。

 隣の叔母さんによると、昼間、
 雪を掘ったり、ボールで遊んだり、
 小屋でゴロゴロしてたりと、
 結構楽しくやってるそうじゃないの、カンチ。
 しかも、その後、お散歩に行けば、
 肩まである雪の中を、ワシワシ漕ぎ、
 ぴょんぴょん野うさぎのように跳ね回っているじゃないのさ。
 なかなかの女優だのぅ、カンチ。。。

 とはいえ、あんまり貧乏臭い顔で外に居られるのも、
 恥ずかしいので、ペットショップに行ったところ、
 とっても可愛くて、フワフワであったかそうな毛布を見つけた。

 カンチ、私からのクリスマスプレゼントだよ!!!

 とりあえず、居間にひいてみたら、
 カンチはすぐに飛んで来て、
 顔をすりすりしたり、ひっくり返って感触を楽しんだりした後、
 スヤスヤ眠ってしまった。
 気に入ってくれたようだね、カンチ。
 出費した甲斐があるってもんだ。。。

 ところが、この毛布、あんまり感触が気持ちよくて、
 気が付けば、家族全員この毛布に座るようになってしまった。
 カンチのための毛布なのに・・・・。

 ちょっと水を飲みに立ち上がり、戻ってくると、
 既に誰かが座っている・・・。
 毛布を前に仁王立ちとなり、憮然とした表情のカンチ・・・・。

 また買ってあげるからね、カンチ。
 冬の間は皆のものってことで・・・・。

 写真はその毛布と、その上で至福のポーズをとるカンチ。
 このポーズは、カンチ的には、快感をあらわすらしい・・・。

2006年12月17日



それほど耳の状態が悪いわけではないが、
 お正月前に、カンチの体調を万全にしておこうという事で、
 白石にある病院に行ってきた。

 ここは、月に一度、腕のいいことで知られる、
 著名な獣医師が来て、診察してくれる。
 抗生物質などの飲み薬に頼らずに治療してくれる為、
 市内あちこちから、多くの患者?さんが集まって来る。

 早くに受付していたにもかかわらず、
 私もたっぷり二時間近く待たされた。

 しかし、診察はものの10分。。。。
 先生は、一言、言った。
 「食いすぎだ」。。。。。
 あ、やっぱり。。。
 カンチの原因は、栄養過多だそうだ。

 思い当たることが多すぎて、私まで耳が痛い・・・・・。

 今朝も、父の作ったうどん(つゆ無し)をたいらげ、
 なお、「小腹がすいちゃって・・・」と泣くカンチに、
 母が鮭ご飯をあげていた。
 炊き立てのご飯に、アツアツの鮭・・・・美味しそうに完食したカンチ。

 ・・・・・こんな有様で、オヤツは食べていないものの、
 主食は力一杯食べてるカンチ。

 ・・・・・引き続き、ダイエットに励むことを、
 約束して、帰ってきた私とカンチ。。。

 もうすぐクリスマスにお正月、とおめでたい行事が続くので、
 ケーキの一つでも買ってあげようと思っていたのに、
 不憫なカンチ。。。

 あ、でも・・・今週、カンチの最愛の人、
 釧路の兄が、再び出張で来るらしい。
 また彼等は、ラブな一時を過ごすんでしょうね。

 胃袋は満たされなくても、兄がいるだけで、
 カンチはきっと、胸が一杯になるでしょう。

 ところで、お兄ちゃん、カンチにオヤツ買って来ないでね。。。。
 絶対に!!!!

 写真は、病院へ行く時と帰る時の車中のカンチ。
 どちらも耳が下がり気味です。

 余談ですが、食いすぎの栄養過多なんですって、と
 お客さんに説明したら、
 「あ〜、やっぱり・・・・」と私をしみじみ見ていた。。。
 犬ですからね。。。。

 カンチ、明日から共にダイエット頑張ろうぜ!!!

2006年12月15日




2006年12月13日



このところ、ダイエットの効果が停滞気味のカンチ。
 オヤツを激減させた分、あまりストレスになっては可愛そうと思い、
 ご飯は通常通りあげてるせいだろうか?

 毎日毎日、ごはん皿を舐めるようにして完食するカンチ。
 物足りなさそうな顔して、こちらをジ〜っと見るが、皆目をそらす。

 そんなカンチにも、子犬の頃からの最大のお楽しみ、
 週に一、二度のパンの日というのがある。

 なんてこったいと思うでしょうが、この朝食メニューは、
 野菜、トースト、ウィンナー、目玉焼き・・・など。
 もちろん、カンチ用に塩、油は使わずに、母が食べさせる。
 母は自分の目玉焼きを、カンチに分けてあげるため、
 母は目玉焼きに醤油も何も使わない。

 パンの日は、気配で分かるらしく、散歩から帰るとカンチは、
 母の居る台所に入り浸る・・・・。
 ・・・・というか、見張る。。。。
 そして冷蔵庫からお好みの食材を確認すると、
 今度は、食卓の母の座る椅子の横にピタリと座り、
 万全の体制を整えて、母が座るまで待機している。

 あとは、しつこく、しつこく、時には、強引に、時には低姿勢におねだりを
 繰り返す。
 母が、たまに自分の口にパンや玉子を運ぼうなら、
 カンチは猛然と立ち上がり、箸を持つ母の手を、
 鼻で引き上げ、手で払い落とす。
 なんという行儀の悪い犬か・・・・・。

 ポチたまに出れるなんて、豪語していたが、
 ある意味、だめ犬としてなら出演できるのではないだろうか・・・・。

 いけないとは思いつつ、この楽しみまで取り上げることは、
 やはり不憫で、出来ないの。
 バカ飼い主とバカ犬。。。。。。

 写真は、冷蔵庫で待機するカンチと、
 母にしつこくねだるカンチ。

2006年12月11日



カンチの耳が早く回復するために、
 少しの間、寒い所でお留守番させようと思い、
 最後に出勤する母に、「日中は外に繋いできてね」と頼んだ。

 ところが、いざ、外に出そうとしたら、カンチは、嫌ったら、嫌!!!と、
 座り込んで抵抗し、根負けした母はとうとう、風防室において来たそうだ。

 ま、郵便屋さんや、新聞配達の人には悪いが、
 腐っても柴!!・・・番犬くらいにはなるか・・・・・。
 一時は、ワンワンパトロール隊に入らないかとスカウトを受けたカンチだ。
 暮れも押し迫ってることだし、用心に越したことはない。
 頼んだぞ、カンチ!!!
 君は腐っても、日本犬だ!!!

 夕方、帰宅すると、セールスマンらしき男の人が、
 風防室にいるカンチの頭を撫でている。
 パンフを持って、なんか怪しげ〜・・・な感じ。。。

 しかし我が家の番犬、カンチはというと・・・
 耳をピターと折りたたみ、目を細めて頭を撫でられている。
 なんたることか・・・・。

 そして、「あの〜何か・・・・」と言いながら、私が風防室に入って行くと、
 カンチは、ハっとした顔をした後、
 それまでの服従姿勢から一転、手のひらを返したように、
 「ワフッ!!!」とその男性に吠えたのであった。。。
 なんという変わり身の早さ・・・。
 しかも、吠えた後、
 「ガツンと一発やってやりました」とも言いたげな、満足げな表情で私を見上げるカンチ。
 顔が無駄に凛々しいのが惜しい。。。

 こうして、カンチは、ワンワンパトロール隊としても、番犬としても、
 全く資質が無いということが判明した。

 毎晩、ベットで頭から布団被って寝てるお嬢様カンチには、
 所詮、番犬なんて無理なのね。
 期待した私がバカだった。

 そういえば、カンチって、救急車や消防車、果ては地震が起きた時でさえ、
 全く反応しないし、起きないもんね〜。
 あ〜、あ〜、あ〜・・・。。。。。

 写真は、眠る寸前のカンチ。
 平和で安心しきった寝顔のカンチ見ながら眠るのが、私の安眠薬。。。
 ま、いいか。。。。

2006年12月09日



ここ数日、カンチが左耳を掻いていて、頭を振るようになったので、
 こりゃまた外耳炎かな・・・と思い、病院へ行ったところ、
 「この子、熱い場所にいませんか?」と聞かれた。

 そう言われてみれば・・・・
 平日の日中、家族がいない間は、外にいるものの、
 家に入ると、カンチはヒーターの前から離れない。
 その密着ぶりは、毛が焼けるんじゃないかと心配するほどだ・・・。

 あまり熱い場所に居ると、体内に熱が籠り、
 耳の中がジクジクになり、炎症をおこすことが多いらしい。
 暖房の入る季節になってから、
 カンチみたいな耳の炎症の子の来院が激増してるらしい。

 先生は、「かわいそうだけど、しばらくは暖房の近くは避け、
 出来るだけ寒い所においてあげて。そしたら良くなるから」
 と言った。

 ・・・・・てなわけで、早速、ヒーターの前からカンチ追い払い作戦が実行された。
 昨日まで、ヒーターにかじりつくように寝そべってたカンチにとって、
 この仕打ちは相当頭にくるらしく、
 今もムッツリとした顔して、機嫌悪い・・・。。。
 ダイエットのため、おやつも激減され、今度は寒い場所に追い払われ・・・・。
 すまないね・・・カンチ。。。
 ごめんよ・・・カンチ。。。

 写真は、ヒーターの前に、クッションのバリケードを置き、
 更に、もう一段・・・体を張った母の強力バリケードが・・・。
 二重の壁に阻まれ、暗い顔のカンチ。。。
 でも、もう一枚は、そんな辛い境遇のカンチに、一筋の光が・・・・。
 お友達から?素敵なおもちゃやら、ガムのプレゼントをもらい、
 一転、満面の笑顔のカンチ。

2006年12月06日



カンチは今、食後のガムと、お留守番の際のおやつ以外、
 殆ど間食をしていない。
 殆ど・・・という言い方をするあたり、かなり怪しいけど。。。

 しかし、以前のおやつの量から比べれば、70%はカットされている。

 そのせいか、翌朝に持ち越す程、ダラダラ食べてたご飯を、
 一切残さぬようになり、好き嫌いなく、早々と間食するようになった。

 しかも、以前は、「こんなもん、食えるか!!!」と言わんばかりに、
 足でスコンと蹴ったり、鼻ですくい上げて遊んでた煮干でさえ、
 「よく食べるとうまいっスね〜」って感じで頬張り、おねだりするようになった。

 以前雑誌で、日本犬というのは、痴呆になりやすい犬第一位と載ってた。
 対策の一つとして、魚類を若い頃から与えると良いという記事を読んだ為、
 煮干やワカサギなど、おやつとして食べてくれればと、願っていたのだった。

 カンチ〜、この調子でボケずに長生きしてちょうだいね〜。。。
 共に白髪のはえるまで・・・・。。。

 写真は、食後、満腹となり、ヒーターの前で満面の笑みで寝転ぶカンチ。
 その後、笑顔のまま、スースー寝息をたてて眠ってしまった。
 どんな幸せな夢をみているんだろう。

 1.釧路の兄との再会。
 2.お菓子の小屋にでも入ってる夢。

 色気をとるか、食い気をとるか・・・・。
 ま、いんだけどね。。。。

 もう一枚は、用をたすカンチ。
 悪趣味でしょうか???
 だって、しゃがんで用をたす姿かわいいんだもん。。。
 しかも、用をたす際、いつもこちらを見ながらするんだよね。。。。
 こんな写真載せてごめん、カンチ。
 人間だったら、逮捕されてるな。。。。。ヘヘヘ・・・。

2006年12月04日




本日も、恐ろしく寒い一日だった。

 しかし、柴犬として、この長い冬を乗り切ってるもらう為には、
 激寒にも慣れてもらわねばならない。
 ちょっと寒いかなぁ・・・と迷いつつ、母は出勤の際、
 カンチを外につないできたという。

 もちろん、フカフカ毛布を入れてある、ホッタテ小屋・・・いえ、犬小屋もあるので、
 カンチは寒くなったり、雨や雪が降ると、ちゃんとそこに入ってるらしい。

 ちゃんと小屋に入ってるかなぁと思いながら、帰宅してみると、
 紐が庭木に4重にも絡まって、殆ど身動きできないという有様で、
 カンチは、仏頂面で固まっていた。
 顔が不機嫌そうにつりあがっている。

 「ごめん、ごめん、カンチ、。。。」と言いながら、絡まった紐を解き、
 家に入れつつ、????。。。。何で私が謝ってるわけ?
 実際には、あんたが悪いんじゃないの?カンチ。。。

 でもまぁ、その後、暖かい我が家に入り、オモチャ箱に直行して、
 ぬいぐるみを振り回し、昼間のストレスを発散したカンチは、すぐに上機嫌。

 カンチはお家で遊ぶのが好きなんだねぇ。

 写真は、禁止となってる母の靴下をどこからか探し出し、
 さんざん弄んだ挙句、ウトウトきちゃって、いつのまにか、
 くわえたまま就寝しちゃったカンチの三コマ

 お母さんには、内緒にしとくよ、カンチ。。。

2006年12月02日



今日は、私の休日。
 当然、出掛けるのであるが、その際、
 カンチのせつなそうな顔を見ると、ついつい、
 「カンチ、お利口にしててね。お土産買ってくるからね。」と言ってしまう。

 カンチは「お土産」という言葉に、強烈に反応するのだ。
 首をかしげ、キュウンと泣く・・・・。

 まぁまぁ・・・その仕草と声の可愛いこと、可愛いこと。。。。
 私は誓う、死んでも土産を買うと・・・。

 ところが、その固い約束も、二週連続で破ってる私。
 今朝のカンチのキュウン・・は心なしか、か細く、猜疑心入ってたような・・・。

 まずい。。。
 信頼関係は、人でも犬でも一番大事。

 外出先では見つけられず、帰りしな、イオンに寄るが、これといったものが無い。
 閉店ぎりぎりに、大型ペットショップに寄って、やっとこれというものを見つけた。

 お土産を買ってからの我が家への道のりは、カンチの嬉しそうな顔を想像してしまい、 
 ワクワク、ドキドキ、楽しい楽しい・・・。

 そして、期待を裏切らないほどのカンチの歓迎ぶり。
 この場合、最初にお土産を申告するかしないかで、カンチの歓迎ぶりは雲泥の差なので、
 まっさきに「お土産買って来たよ〜」と叫ぶことにしてる。

 包装を解く際に、興奮したカンチに飛びつかれ、噛みつかれ、ボロボロになるが、
 夢中でオモチャで遊ぶカンチを見ていると、蚯蚓腫れの一つや、二つ、いや、三つくらい、
 喜びの証と思え、にんまりしてしまう。

 ねぇ、カンチ、いつまでこんなふうにオモチャを喜んでくれるのかなぁ・・・。
 ず〜っと買い続けていたいなぁ。
 カンチ、今日はお土産もらって嬉しい一日だった?

 もうすぐ、お正月だね。
 プレゼント考えてるんだよねぇ・・・カンチは喜ばないかもしんないけど。。。。
 ウシシシシ・・・・・・・。。。。散財。。。。散財。。。。シシシシ・・・・・。(イカれてる飼い主)

 写真は、本日のお土産、その1(おもちゃ)、その2(ガム)

2006年11月30日



本日も、カンチに振り回され、大変な一日だった。
 ハァ〜・・・(深いため息。)

 今日は、私用で、いつもの時間より大幅に家に帰るのが遅れた。
 外は、既に暗く、10cm近く雪が積もっていた。
 「カンチ、ごめ〜ん」と大急ぎで家に帰ると、
 カンチは居ない。。。

 恐らく、隣の叔母(母の姉)が、見かねて散歩に連れて行ってくれたのだろう。
 割と良くあることなので、安心していたら・・・・というか、内心、
 ラッキ〜!!!今日は楽チンだぁ!!!と喜んでいると、
 叔母が、「カンチの首輪が抜けて、逃げちゃって〜」
 と悲痛な顔で駆け込んできた。

 あら、まぁ・・・。。。でも、これも割と良くあることなので、
 「叔母さん、大丈夫、大丈夫・・・」と探しに出かけた。
 聞けば。逃亡してから、かれこれ30分以上は経過してるらしい。
 困ったやつだ。。。

 叔母と二手に分かれ、探し始めて10分位経った頃、
 何か視線感じるなぁ〜と思って、振り向くと、
 カンチが首をかしげて、こちらをジ〜っと見てる。
 「カンちゃ〜ん」と優しく呼ぶと、カンチはハッとした顔した後、
 尻尾を振り回しながら駆けて来た。

 無事、捕獲し、カンチを抱っこしながら、
 「カンちゃん、悪い子だなぁ。叔母さん捜してるよ。今度は叔母さん捜しに行こうねぇ」
 なんて、暢気におしゃべりしながら、叔母を捜すため、
 家とは逆の土手の方へ歩いていった。
 カンチを抱っこしたまま・・・・。

 腕が痺れ始めてから、ハタと気付いた。
 リードはもちろん、首輪付いてないんだった。
 至急、家に戻らねば。
 腕はどんどんだるくなり、苦痛で顔が歪みそうだ。
 ダイエット中とはいえ、カンチは12キロ強。

 想像してください、米10キロよりまだ重いものを、
 30分近く抱きかかえて歩く私の苦しみを・・・・。
 一応、カンチと同じ女の子なのに・・・。。。(腕は太いけど)

 その後、叔母とも無事、再会した。
 叔母は「もう、どんなに泣いても、絶対連れてかないからっ!」と怒っていた。
 聞けば、五号線並の交通量の通りを、平然と渡って行ったらしい。
 叔母はどんなにあせっただろう。。。。

 叔母さんごめんなさい。
 今度から、ハーネスを予備に渡しとくからと言ったら、
 いらない!!!と言われた。
 シクシクシク。。。。。。

 写真は、その後も暢気に雪と戯れるカンチ。
 こうして日記を更新するため、マウスを動かす私の腕は、
 カンチの重量のせいで、まだプルプルしています。
 カンチのせいだからねっ!!!
 ムカっ腹立つなぁ、もう。。。。

2006年11月28日



このところの私達家族の頑張りで?、
 カンチのダイエットが成功しつつある。

 ご飯の量はそれほど変わらないものの、
 おやつを殆どあげなくなったからだ。

 今朝の体重を計ってみると、ピーク時から比べ、
 700グラムも減っていた。
 これは、人間でいえば、2.3キロにも値するらしい。

 いかに、おやつをやりすぎていたか・・・・。
 反省、反省・・。。。

 ところで、今日の散歩は、一波乱あった。

 散歩中、公園内で、犬の毛の塊がたくさんあった。
 マナーに欠けてはいるが、これは良くある事で、
 どこかの飼い主が、公園内でブラッシングして、
 抜けた毛を放置していくらしい。

 いつもなら、カンチは匂いを嗅ぎつつも、私が「ダメ」と言うと、
 すぐにその場から離れるのに、今日はあろうことか、
 口の中に入れてしまった!!
 しかも、「ダメッ!出しなさい」と手を出したら、反抗的な目をして、
 飲み込んでしまったのだ。
 このところのダイエット作戦で、そんなにひもじい思いさせてたのだろうか?

 しかしながら、久々に頭にきた私!!!
 出すもの出させて、遠い目をしながら無言で帰ってきた私は、
 罰として、今日は父親が帰ってくるまで、外勤務だと決め、
 外につないでやった。

 10分が経過し、なんとなく落ち着かない。
 15分が経過し、寒くないだろうかと、不安になる。
 20分が経過し、あんな小さな頼りない生き物に対して罰を与えるなんて、
 なんて自分は小っちゃい人間なんだろうと、逆に反省。。。
 耳下げて悲しい目をして待ってるだろうと、あわてて迎えに行くと・・・・。

 尻尾ぷりぷり、悲しいどころか、
 「何してんのさ!寒いじゃないのよ!早く入れなさいよ!!」と怒り心頭の顔で、
 片足振り上げて、私に蹴りを入れる高圧的態度のカンチ。

 再びムカっ腹の立った私は、今、自室に籠り、この日記をつけています。
 カンチは暖かく広い居間で(私の部屋よりは)、ゴロンと寝転んでいる。
 小っちゃい私と、小っちゃい事を気にしないカンチ。。。
  
 ただいま冷戦中・・・・・。。。。。

 写真は、母の料理中、キッチンに手をかけ、「何作ってんのぉ?」と
 覗き込む躾のなってないカンチ。
 下は、やはり母に、泣いて泣いてオネダリしてゆで卵をねらうカンチ。

 そろそろ、仲直りでもするかな・・・。
 いや、まずはあいつの出方次第だな。。。。

2006年11月25日



犬はもちろん、毛モノ(この場合、獣ではなく、あえて毛のモノ)に触る事は、
 医学的にも、人を癒す効果があると、以前新聞で読んだことがある。

 本当にそう思う。

 疲れてる時は特に、無性に、あの温かくて軟らかい毛モノに触りたくなる。

 だから、カンチには本当に癒される。

 今日は、疲れた〜と、倒れこみたくなる時、
 または、いつもの一日の終わりに、
 更に、一杯飲んで、いい気分の時など、
 カンチを、ぎゅ〜と抱きしめるのが、日々の日課である。
 カンチの方も、慣れたもので、どうぞ〜って感じで職務に徹してる。

 お世話してるようで、実はお世話されてるって事???

 何はともあれ、この黒くて丸い瞳と濡れた鼻に、
 この上ない、温かなものを感じる。

 カンチ、いつもありがとう。。。
 勤労感謝の日は、カンチも該当するよね。

 写真は、母に甘える恍惚顔のカンチ。
 ・・・ていうか、カンチに甘える恍惚の母?

2006年11月22日



今日は、霙交じりの吹雪となり、やはり激寒の散歩だった。

 そして、家を出て10分も経たない内に、
 カンチが「もう歩かない、だって、天気悪くて嫌だもん!家帰る!」
 と言いたげに、立ち止まった。

 リードを引っ張っても、どんなに強く引っ張っても、
 「絶対に行かないからね!」という姿勢で、踏ん張るカンチ。

 カンチの最大のお仕事、ウ○チもまだなのに、
 何言ってるか!許さん!とばかりに、私も引っ張った。
 こっちだって、まだ病み上がりなんだからねっ!
 目を吊り上げて、引っ張る私。

 相当怖い顔してたのか、それとも気迫が伝わったのか、
 珍しく私に従ってついてきた・・・。

 と、いい感じで歩いていると、
 向こうから、小学生が二人やってきた。

 そのうちの一人がカンチを見て、「ワォン、ワォ〜ン」と、
 かなりリアルな犬の鳴き声をまねて笑っていた。
 そろそろ、お仕事しそうな気配があり、
 極寒の中、祈るような気持ちでカンチを見ていたのに、
 案の定、カンチは、鳴き声を聞き、????犬???
 みたいな顔して首をかしげ、小学生を見ている。
 完全にお仕事は、あさっての方に行ってしまった。

 調子に乗った小学生は、「バカだ、あの犬」と笑って、
 ますます、犬の鳴き声を連発する。。。
 首をかしげるカンチ。。。。笑い転げる小学生。。。

 ただでさえ、寒くて機嫌の悪い私は、バカ犬と言われ、
 完全にムタっときた!!
 例え本当のことだとしても、許さん!!!

 まだ犬の鳴き声を連発して調子に乗ってる男の子に、
 カンチは、タ〜っと走って近づいて行った。
 カンチは子供が好きなのと、好奇心で行ったのは判っていた。

 そして、いつもは、人とすれ違うときは伸びるリードを短く固定する私だが、
 この時、小さな復習心が芽生えてしまった。
 リードをそのままに、カンチを子供の寸でのとこで止め、
 「あ〜!!!カンチ!噛んだらだめ〜!!」と叫んでみた。
 出来るだけ、切羽詰った声で・・・。

 子供たちは、あわてて仰け反り、
 「あ〜、なまらビビッた〜」と言い合って、去って行った・・・・。

 ハ〜・・・・ちょっとすっきり。。。
 かなり器の小さい、大人気ない私です。。。。
 反省をせねば!明日から・・・。
 ウシシシシ・・・・。。。。

 写真は、寒いから、散歩行かないと駄々をこねるカンチ。

2006年11月20日



兄が釧路に帰ってから、カンチは抜け殻になってしまった・・・・。

 朝から、ため息ついて、ブス〜っとした顔してるし、
 居間の扉を開けてくれと泣くので、開けると、
 まっすぐ二階に上がっていき、
 昨日の朝まで兄が寝ていたベットに横たわっているし・・・・。

 当然食欲も落ちた・・・。
 あんなに食べたがり、与えられない私達も辛かったのだが、
 こうあっさり恋わずらいで食欲が落ちるとは。。。
 やっぱ、カンチも女の子、
 痩せるなら、恋!!ですね・・・。

 とはいえ、元気のないカンチ。。。
 さっきも、私には聞き取れないほどの小さな音が
 外でしたらしく、あわてて玄関に走っていき、
 ず〜っと、玄関に座っているカンチ・・・。
 丸い背中がまた、哀れさを誘い、不憫で不憫で・・・・。

 なんとか、カンチをクール宅急便かなんかで、
 釧路に送れないものだろうか・・・・。。。なんてね。

 この日記を二階の自室で更新してる私。
 未だ、玄関で兄を待ち続けるカンチが哀れになり、
 来ないと思いつつも、
 「カ〜ンチ〜!おやつ食べな〜い?」と叫んでみた。

 来るはずないさ、兄一筋のカンチだもの。

 と、思った矢先、ド、ド、ド、ド、ド・・・という音と共に、
 カンチが息せき切って、私の部屋にやってきた。

 あら、カンちゃん、やっぱ食い気には負けたかい?

 その後、禁断のおやつをあげてしまった私。。。
 甘いぞ!自分!

 お兄ちゃ〜ん、また帰ってきて〜!!!
 写真は、玄関でひたすら兄を待つカンチ。

2006年11月18日



週末、出張で、釧路から兄が帰ってきた。

 カンチの最愛の人である。

 年に数回しか会わない人物なのに、
 カンチの喜びようは、ちょっと異常なほどだ。
 兄が帰ってきた直後は、カンチは嬉しさのあまり、さめざめと、すすり泣く。

 3歳まで立派に育て、今なお、日々お世話してる我等を差し置き、
 彼等は、完全に二人?の世界に入る・・・・。。。

 いつまでも、うっとりと兄を見上げ、寄り添うカンチ。
 そして、山のような豪華なオヤツをお土産に持ってきて、
 我々の怒号を無視し、次々とカンチの口に放り込んでいく兄。。。

 この一週間の我等の、血のにじむような
 カンチダイエット作戦は何だったのか・・・・。

 それにしても、どこがそんなにいいんだい?カンチ・・・・。

 でも、はっきり言えるのは、カンチはイケ面は苦手ということ!
 以前、ものすっごく、美形の人に抱っこしてもらおうとしたら、
 いやです!・・と四足全部を使って押しのけたことがある。

 もったいない、カンチ。。。
 あたしが犬なら、絶対抱っこしてもらってたね。
 そんで、尻尾の一つも振って、顔を舐め、偶然くさくチュウなんかも。。。。。

 まぁ、そういうわけで、兄が帰った後のカンチは抜け殻です。
 玄関を見つめては、ため息をつき、食欲もないみたい。。。

 愛するカンチのためなら、両思いにさせてあげたいけど・・・。
 相手は妻持ち、子持ちよ。
 明日から、素敵で、丸いぽっちゃり柴を探しましょう・・・カンチ。

 写真は、帰省直後、熱い抱擁を交わす彼等。
 下は、その後、手を握り合う彼等・・・ていうか、これ、お手か・・・。

2006年11月16日



よく人に、「何でカンチ?なの?女の子なんだからもっと可愛い名前にすればいいのに」
 と言われる。

 でも私は、カンチと出会う前から、この名前に決めていた。

 それは、隣の叔母の家で飼っていた雑種と同じ名前だから・・・。

 三年前の10月20日、15才で先代のカンチは逝った。

 学生の頃から、ずっと一緒だった。
 社会人になってからも・・・・。
 泣いてる時も、笑ってる時も、イラついてる時も、それから除夜の鐘を聞いてるときも、
 先代のカンチは、いつも私の傍にいた。

 捨て犬だった先代のカンチは、
 いつも控えめで、優しくて、そしてとても食いしん坊だった。
 おでこに、フッと息を吹きかけると、
 カンチはうっとり目を閉じて、もっと、というふうに
 私の唇におでこをぴったり寄せてきた。

 そんなカンチが高齢で倒れ、床ずれをおこし、
 寝たっきりになって、意識も殆どなくなり、約一月が経った。

 頑張れ、カンチ、もう少しだけ生きて、と言い続けてきたけど、
 もう、限界かなと思った。
 そろそろ、カンチをゆっくり休ませてあげるべきなんじゃないかなと
 思い始めた。

 「カンチ、もういいよ、もうねんねだよ・・・」と私は言った。
 この頃から、カンチは、
 周りの人が、「この子、こんなに綺麗な犬だったかしら?」
 と言うほど、透き通るような目と、穏やかな顔になっていた。

 それから、数日後の早朝、カンチは静かに逝った。
 涙は限りなく流れたけど、言いたいことが一つだけあった。
 「カンチ、またね・・・カンチ、またね。」と。

 それから五日後が、今のカンチの誕生日だ。
 私は、アホかと、笑われるかもしれないけど、
 絶対に信じている。

 先代のカンチは生まれ変わって、また私の元にカンチとして現れたのだと。
 あの時、今のカンチとペットショップで会った時、
 あ!この子カンチに似てる!!と感じた。
 そして、カンチは吸いこまれそうな目で私を見つめ、
 私の姿を、ずっと目で追っていた。

 自分で勝手に、御伽噺のような解釈をしているのかもしれない。
 でも、いいんだ、これで。。。
 あんなにお利口な先代のカンチにまた会えたんだもん。
 私は幸せで、幸せで仕方ない・・・・。

 でも、先代のカンちゃん、
 私はね、あの時、またね、と言ったのは、
 あの世でまた会おうぜ!という意味だったんだよ。。。

 しかも、今回は、前より、相当我儘度アップして、戻ってきたね。。。

 いや、でもやっぱり、また会えて嬉しい。
 こんなに早く会えて、嬉しい限りだよ、カンチ。。
 また大事にするからね。。。。

 写真は、逝く少し前のカンチ。もう痩せてるね。
 その下は、今のカンチ。
 先代のカンチとは、よくこの石狩の海に来たね。
 今のカンチも、ここに連れてきたかったんだ。

2006年11月14日


カンチはよく寝言も言うし、独り言も言う。
 特に、カンチの要求にこちらが答えられなかった際など、
 ンガ、ングォ、アォ、キュォン・・・と苛立たしげに泣く。

 怒られたけど、どうしてもカンチ的に不満が残るらしい時にも、
 ンキュォォ〜ン!!!と目を見て口答えする。
 マジですよ。。。。

 その様子を、実際にある人が見てて、
 「こういう犬って、しゃべるようになるかもよ」
 って言われた・・・・。

 言われちゃった!!!

 俄然、張り切る我等。。。
 日頃の地道な訓練の結果・・・・
 しゃべるんですよ。。。
 奥さん、これ、ほんと!!!(みのさんみたい)

 今朝も、「カンチ、ガム食べる?ガァムゥ?」と繰り返すと、
 確かに、「ァアムゥ???」って言うし、
 次に、「カンチ、ゴハン食べる?ゴォハァン〜?」と聞くと、
 これまた確かに、「ぉおあ〜ん」と答えるんですってば!!!

 このところ、母と私は、いつも言ってる。
 「ちょっと〜こんぐらい頭いいと、いつでも今日のワンコやポチタマ出れちゃうよ〜」
 ・・・・と。鼻の穴を膨らませて・・・・・。。。。

 どうする?カンチ?
 ステージババとなるか?・・・自分。。。。

 写真は、母のアイロンかけの霧吹きに反応し、
 結局びしょびしょになる、おバカなカンチ。。。

2006年11月12日



このところ、めっきり寒くなりましたね。

 我が家が犬を飼おうと決めた際、
 外で飼える犬というのが条件でした。

 柴犬は、−20℃まで大丈夫と人に聞いて、
 ショップ廻りをしていた頃、
 一匹の、それは可愛い豆柴ちゃんに出会い、
 気に入った母は、ペットショップの人に、「冬も外で飼えますか?」
 と聞いたところ、「豆は冬は無理です。普通の柴なら大丈夫なんだけど」
 と言われ、泣く泣く、断念しました。

 その後、縁あって、うちの子になった普通の柴犬、カンチ。

 ショップの人の、「生後6ヵ月位までは、室内で」
 というアドバイスを忠実に守った結果・・・・・外に出せなくなってしまいました。。。

 それから二年余り、カンチはヒーターの前から離れません。。。

 カンチの巨体がヒーターの熱風を阻み、なんだか部屋の中が暖まらない・・・。

 カン子!昨今は灯油代もバカにならないんだよ!
 なるべく、着る物を一枚多く、ウォームビズを心がけてちょうだい。。。

 ん、ん、ん、??
 アンタ、既に毛皮着てんじゃないの?

 写真は、ヒーターの前にちんまり座ってるカンチ。
 その後、私の大事なルームシューズと格闘するカンチ。

 お気楽ですね、カンちゃん。。。

2006年11月09日


以前書いたように、カンチはこのところ、
 ダイエットに励んでる。

 先日、かかりつけの獣医さんに、
 「先生、うちのカンチって肥満系ですか?」
 と軽い気持ちで聞いたところ、
 「系じゃなくて、肥満です。
 ハーネス、ピッチ、ピチじゃないですか」
 と、キリリと言われたから。。。。

 ぽっちゃりしてて、愛らしい、なんて褒めてる場合じゃなかったらしい。

 肥満は病気の元!!!を合言葉に、
 我々家族は気を引き締めることにした。

 ニャオ〜ン、ニャオ〜ンと、猫かおまえは!というような鳴き声で、
 オヤツをねだるカンチ。
 だめなんだよ、カンチ、
 なぜって、君はデブだから。。。。(そういうアンタもね)

 心を鬼にして、オヤツをあげない私と母。
 「くれったら、くれよぉ!!あそこにオヤツのビン隠してるの知ってんだからねっ!」
 と、大泣き。
 モチのように、しつこいカンチ。
 目ぇあわすな、目ぇあわすな・・・って感じで、こっちだって苦しい。

 そんな中、父がほろ酔いで帰ってきた。
 カンチの目がキラリ〜ン!!
 「おとさん、オヤツちいだい」と
 自分的には可愛いと思ってる顔と声で、
 「キュオン」と一泣き。

 気持ちの大きくなってる父。
 山のようなオヤツをもらい、シャクシャク、音をたてて、頬張るカンチ。
 ご満悦でしょうね、カンチ。

 こうして、我々の努力は一瞬にして泡と消え、
 再び、ブタ街道を直進していくカンチ。

 許さないからね!!カンチ!
 写真は、ピチピチと言われたハーネスをつけて、紅葉の絨毯の上でパチリ。。
 胸板の厚いこと、厚いこと。。。

2006年11月07日



ある人に言われた。
 「犬も人も、過保護に手をかけすぎると、逆に弱くなる・・・」と。。。

 確かに、一理あるなぁと実感した。

 ・・・・で、カンチは過保護だな、とも実感。
 そして、反省。。。。

 ・・・・で、ちょっと、自立というか(どっちが???)、
 あまり過剰にかまわぬように、適度に無視、放任してみようかと思った。

 しかし、そんなこちらの気持ちを察知したのだろうか?
 どこに行っても、何をしても、
 まとわりつく、まとわりつく・・・・。

 こちらの目をじっと見上げるカンチ。
 なんだか、必死でせつない目をしてる。

 ・・・・・っだめだ。。。
 ・・・・・出来ない。。。
 ・・・・・だって、可愛いんだもん。。。

 結局、この試みは、二時間で終わりました。。。
 だらしないぞ!!!・・・自分。。。

 写真は、新聞を見てる私に、
 「新聞なんか読まんと、かまって〜」
 と自分的には、最高に可愛いと
 思ってるらしいポーズでアピールするカンチ。
 くわえてるのは、もちろん私の靴下です。
 その下は、真剣にテレビを見る父に嫉妬し、
 「ちょっと〜、テレビなんか見んと、アタイをみなさいよ」と話しかけるカンチ。

 どうでもいいけど、カンチ、
 肛門様が丸見えですよ〜!!!

2006年11月05日


カンチの好きなもの。
 それは靴下。。。

 しかも、洗いたてのものは、いただけないらしい。
 履いてる時間が長く、濃厚な匂いのする靴下がお好みらしい。

 候補的には、父の靴下が一番有力だろうが、
 決して渡してはくれない。
 で、次に濃厚・・・というか、履いてる時間の長い私の靴下がねらわれる。

 帰宅して、まず、カンチは私の足元の匂いを確認し、
 よし!合格と言わんばかりに、
 満足そうに、ため息を一つつくと、
 前足で、私のつま先を、カリカリと掻き、
 「ちょうだい、これ」と言う感じで私を見上げる。

 その後、一日履いた私の靴下に舌鼓?をうつカンチ。
 恐らく、カンチの至福の瞬間の一つなのであろう。
 写真は、靴下を抱えてはしゃぐカンチ。。。

 そんなに嬉しいか、カンチ。。。
 あ、でも写真で見るこの私の靴下、いかにも臭そうに見える!!!
 何か美味しいものでも食べながら
 このページを見て下さっている方がいたら、申し訳ありません。。。

 臭そうに見えますが、多分?普通、並ですからねぇ〜。。。
 言い訳がましいところがまた怪しまれるんじゃないか???・・・・。
 くぅ。。。。。

2006年11月03日


カンチがブタ化してる。
 現在、ブタ化最高記録更新中である。

 茶摘娘のようで、可愛い!!と母が言ってた
 カンチのハーネス姿は、
 今や、ピッチピッチの体におんぶ紐をしめた、
 中年の叔母さんのようになってしまった。
 このままでは、マズイ。。と、日々家族で話し合ってるのだが・・・・。

 今朝のカンチが食べたものを思い返すと・・・・
 まず、ドックフード、これはほんの前菜として、
 その後、鮭ごはん(新米に舌鼓をうつカンチ)、食後にバームクーヘン、お饅頭の皮、
 犬用ガム、牛乳・・・・合間に犬用おやつ、ボーロ、クッキーなど・・・・。
 これだけ食べても、何か物足りなさそうな表情のカンチ。

 まるで子犬のような、鈴みたいな?声で「キュイ〜ン」とすすり泣くカンチ。
 その後、まぁるい目で、こちらを見上げ、
 「食べても、食べても、あたいったら、お腹がすいちゃって・・テヘッ!」
 みたいな顔をする・・・・。
 演技入ってると判っていても、当然、やられる我等。

 しかも、カンチのこズルイところは、
 この仕草を我々が一人でいる時にする。

 気がつけば、
 あら、私もさっきやった、俺もさっきやったぞ。。。
 ということになっている。

 まずいぞ!カンチ!!
 会議の結果、明日からビシビシいくことになりました!
 シャァ〜!!!!

 写真はブタ顔のカンチ。
 つぶれた饅頭ではありません。。。。

2006年11月01日


先日、ある人から、
 「カンちゃん、髭切った方いいんじゃない?
 アザラシじゃないんだから。しかも、黒々してるし・・・」
 と、言われた。

 髭・・・いいじゃん、黒で。。。
 アザラシで結構!!!

 その時は、大したご立腹した私ですが、
 やはり、気になり、
 カンチの爆睡中、無抵抗の間に、
 チョキチョキ切ってみた。
 しかし、さすがに根元から切る勇気はなく、
 下から2センチ程で止めておいた。

 ・・・・・何かがおかしい。。。。???
 何か変。。。
 カンチの細い鼻が益々細く見えて、貧相・・・・。
 放射線状に広がってる髭があったからこそ、
 バランスがとれていたのではないだろうか。

 その後、散歩中、見知らチビッ子に、
 「キタキツネ?」と聞かれた。

 ご立腹のあまり、無言で通り過ぎる私。。。
 キツネにハーネスなんかさせるかい!!

 カンチの美貌が、髭を数センチ切っただけで失われてしまった。。。
 すまない、カンチ。。。

 ところで、うちのカンチは化粧品の匂いが大好き!
 この間、化粧水(無添加)をコットンでピタピタやっていたら、
 カンチの熱い視線が・・・・。
 つい、そのコットンで、カンチの顔を拭いてやったら、やみつきに。
 うっとりした顔で、目を細めてる。(写真)
 やっぱり、女の子ねぇ・・カンチ。
 ・・・・と、母に話したら、「やめなさい!!!」と叱られました。
 うるるる・・・・。。。




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